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【Qrio Lock】辛口レビュー!「実用化は無理!?」感想、良い点・悪い点を解説!

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みなさんこんにちは、まろんです。

この記事では、SONYから発売されたスマートホームデバイス【Qrio Lock】について実際に使った感想や良い点・悪い点、アプリの使い勝手などを詳しくレビューします!

現在、Sony(ソニー)が提供するスマートホームサービス【MANOMA】が2か月たったの1980円で体験できるキャンペーン『お試しスマートロックセット』を実施しています!

出所:MANOMAホームページ

お試しスマートロックの申し込みの流れは以下の記事をご覧ください。

また、同時に体験可能な【AIホームゲートウェイ】【室内コミュニケーションカメラ】のレビューは以下の記事からご覧ください。

*2021年6月1日追記

2か月間使用した結果、筆者はお試しスマートロックセットを解約することにしました。
お試しスマートロックを解約する際の方法及び注意点は以下の記事をご覧ください。

目次

結論:使い勝手は悪い。まだまだ改善の余地あり。

結論から申し上げますが、正直使い勝手は「悪い」です。
実用化出来るか否かと問われるなら、まだまだ実用化には程遠いというのが、筆者の正直な感想です。

Sonyという信頼のブランドから発売された商品である為、期待していましたが、まだまだ改善の余地ありといった印象です。
『スマホで鍵を解施錠が出来る』というコンセプトは素晴らしいため、今後の改善次第では使い勝手やセキュリティ面での大幅な向上が期待出来ます。

ではなぜ、【Qrio Lock】の使い勝手が悪いと感じたのか、具体的に解説していきます。

Qrio Lockの欠点・改善点

アプリの接続が安定しない

Qrio Lockを使用する為には、専用アプリのインストールが必須です。

Qrio Lockとスマホの専用アプリ間での通信は、Bluetoothを利用します。(後ほど詳しく解説します)
この専用アプリとQrio Lockの接続が安定しません。「接続エラー」が頻発します

特に、最新の通信規格に対応していない古いスマホをお使いの方は、通信が安定しない恐れがあります。
(筆者は比較的新しい「Galaxy S20+」を使用していますが、それでも動作は不安定です)

Qrio LockはBluetooth(2.4GHz帯)を使用しており、同じ周波数帯を使用するデバイス(スマホ・イヤホン・マウス・電子レンジなど)が周囲に多くあると、混線しやすくなるみたいです。

後ほど紹介する「ハンズフリー解錠」が正常に機能しない場合は、ドアの前に立ちアプリの「接続する」をタップして、さらに「解錠する」をタップしなければドアは開きません。
非常に面倒です。物理的に開けた方が早いです。

NFC機能が使えない

NFCとは、近距離無線通信(Near field communication)の略です。
すなわち、NFCを搭載した機器同士を近づけるだけで通信が出来る機能の事です。
スマホのタッチ決済や、改札口でSuicaをタッチする際など、日常生活のあらゆる場面でNFC機能が活用されています。

SonyにはNFC機能の一種である独自規格「Felica」を開発しているにも関わらず、これを搭載していないというのは非常に残念です。
Bluetooth経由での接続が安定しない場合でも、NFC機能で補う事が出来ればまだ良かったですね。惜しい。

Bluetoothは常時ONが必須。ハンズフリー解錠を使うなら位置情報も常時ON。

先述した通り、Qurio Lockには、NFC機能は搭載していません。
スマホとQrio Lock間の通信は「Bluetooth」にて行われます。
従ってQrio Lockを解施錠する場合は、Bluetoothを必ず「ON」にしなければなりません。

また、位置情報をONにする事で使える「ハンズフリー解錠」という機能がありますが、これも動作が安定しません。

ハンズフリー解錠とは?

ドアの前まで来ると、アプリがQrio Lockを自動的に検出して解錠する機能。アプリを操作する必要が無く、スマホがポケットに入ったままでも解錠する事が出来ます。

その為、基本的にドアの解施錠をする場合は、Qrio Lockアプリをその都度開いて、画面をタップして行う必要があります。

アプリをウィジェットに設定しておくことで、アプリを開かずにホーム画面上で解施錠する事は可能です。

Qrio Lock専用のリチウム電池が必要!予備電池も封入して欲しい

Qrio Lockは、やや特殊な電池「CR123A」を使用して駆動します。
メインの駆動電源となる「Side A」と予備用の「Side B」があり、それぞれ電池が2本必要です。

出所:Qurio Lock 公式ページ

あまり馴染のない電池ですが、Amazonや楽天市場などのネット通販や一部コンビニでも入手可能です。

予備用のSide Bがあるにも関わらず、電池は2本しか封入されていません。
一般的に流通しているとはいえ特殊な規格の電池である上に価格も比較的高めなので、予備用含めて4本封入して欲しいところですね。

1回の操作で複数のQrio Lockを操作することは出来ない

Qurio Lock製品サポートページでは、以下の様に記載されています。

出所:Qurio Lock 公式ページ

すなわち、1回にの操作で複数のQrio Lockを「同時」に操作する事には対応していません。
その為、Qrio Lockアプリ上で都度利用するQrio Lockを切り替える必要があります。

ひとつのドアに対して複数のQrio Lockを同時に開閉することは可能です(1ドア2ロック機能)。

オフィスなどで、複数のドアにQrio Lockの設置を検討している場合は、この点に留意しておきましょう。

Qrio Lockの良い点!

さて、ここまで欠点・改善点を述べましたが、勿論良い点もあります!
続いて、Qrio Lockの良い点・評価出来る点を解説します!

アタッチメントが豊富!様々なカギに対応出来る!

Qrio Lockには、ドアの鍵の形状に合うように、様々な種類のアタッチメントが付属しています。

その為、「サムターン」と呼ばれるつまみを回して解施錠するタイプの鍵であれば、ほとんどの形状に合わせる事が出来ると思います。

出所:Qrio Lock 公式ページ

取り付け可能な鍵の形状は、Qrio Lock公式ページで確認出来ます。

「自宅の鍵に合わず返品・キャンセル」というのは非常に面倒ですし、時間や手間もかかるので、そういったリスクが低いのは非常にありがたいです

信頼のSONY製品!サポートが充実!

Qrio Lockは、なんといっても信頼のSONY製品です!

商品サポートページが非常に充実しており、初めてスマートロックを検討・導入される方でも安心して利用できるようになっています。

Qrio Lockサポートページの特徴
  • Qrio Lockが使用可能なスマートフォン、鍵の形状が画像付きで詳しく掲載されている
  • 取り付け方、調整の仕方が動画でわかりやすく解説されている
  • 「よくある質問」の情報が充実!様々な疑問やエラーに対応できる。自動チャットサポートもあり!

オプション品を購入する事で、利便性向上の余地あり

Qrio Lockには、利便性を向上させる為のオプション品が用意されています。

Qrio key

スマートフォンを持たない方にはQrio Keyを。ボタン操作で誰でも使える、Qrio Lockの専用リモコンキー。

Qrio Hub

ネットワーク(Wi-Fi)経由で外出先からQrio Lockを解施錠できます。また、カギが操作されたらスマートフォンに通知、家族の帰宅確認にもなります。

商品コンセプトは面白い!今後の改善に期待!

いかがだったでしょうか?
現在では様々なスマートロック事業に参入しています。

満を持して登場したSONYのスマートロック【Qrio Lock】ですが、まだまだ実用性は低いというのが筆者の正直な感想です。
結果として筆者は2か月で解約することとなってしまいました。

解約する際の方法及び注意点は以下の記事をご覧ください。

しかしながら、商品コンセプト自体は非常に面白く、様々な便利機能も搭載されています。
今後、課題が改善されれば我々の生活を大幅に快適にしてくれるでしょう!

また、同時に体験可能な【AIホームゲートウェイ】と【室内コミュニケーションカメラ】のレビューは以下の記事からご覧ください。

ご不明な点は下記お問い合わせフォームまでお気軽にご連絡ください。

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