みなさんこんにちは、まろんです。
現在、Sony(ソニー)が提供するスマートホームサービス【MANOMA】が2か月たったの1980円で体験できるキャンペーン『お試しスマートロックセット』を実施しています!
先日、このキャンペーンに申し込んで実際に約2か月使用しました。
しかし残念ながら、自宅にてじっくり使用した結果、解約することとなってしまいました・・・
今回は、お試しスマートロックセットを解約した理由と、解約時の注意点について解説します!
今後、MANOMAの契約を検討されている方の参考になれば嬉しいです。
実際にMANOMAを利用した感想・レビューは、以下の記事で詳しくまとめています。
【Qrio Lock】
【AIホームゲートウェイ】(室内コミュニケーションカメラ)
MANOMAお試しスマートロックセットの4つの特徴
MANOMAのお試しスマートロックセットで体験できる機器は以下の3つです。
- AIホームゲートウェイ
- 室内コミュニケーションカメラ
- Quino Lock
これらの機器を用いて、スマートフォンを用いて自宅の鍵の解施錠を行ったり、外出時に室内の様子をカメラで確認する事が出来るようになります。
つまり、自宅のセキュリティに関するスマートホームを体験できるセットになっています!
MANAMAお試しスマートロックセットを解約した理由
それでは、MANOMAお試しスマートロックセットを解約した理由をお伝えします。
もちろん、お住まいの場所や通信環境などにも大きく左右されますので、これらすべての内容が皆さんにあてはまるとは限りません。
あくまで一人のユーザーの意見として参考にしてください。
解約理由その1:Qrio Lockの使い勝手が悪い
アプリの接続が安定しない
Qrio Lockを使用する為には、専用アプリのインストールが必須です。
Qrio Lockとスマホの専用アプリ間での通信は、Bluetoothを利用します。(後ほど詳しく解説します)
この専用アプリとQrio Lockの接続が安定しません。「接続エラー」が頻発します。
特に、最新の通信規格に対応していない古いスマホをお使いの方は、通信が安定しない恐れがあります。
(筆者は比較的新しい「Galaxy S20+」を使用していますが、それでも動作は不安定です)
まず前提として、スマホとQrio Lockの距離がかなり近くないと接続できません。
その為、離れた場所から予めアプリを起動して接続する事は出来ません。
後ほど紹介する「ハンズフリー解錠」が正常に機能しない場合は、ドアの前でアプリの「接続する」をタップして、さらに「解錠する」をタップしなければドアは開きません。
非常に面倒です。物理的に開けた方が早いです。
NFC機能が使えない
NFCとは、近距離無線通信(Near field communication)の略です。
すなわち、NFCを搭載した機器同士を近づけるだけで通信が出来る機能の事です。
スマホのタッチ決済や、改札口でSuicaをタッチする際など、日常生活のあらゆる場面でNFC機能が活用されています。
SonyにはNFC機能の一種である独自規格「Felica」を開発しているにも関わらず、これを搭載していないというのは非常に残念です。
Bluetooth経由での接続が安定しない場合でも、NFC機能で補う事が出来ればまだ良かったですね。惜しい。
Bluetoothは常時ONが必須。ハンズフリー解錠を使うなら位置情報も常時ON。
先述した通り、Qurio Lockには、NFC機能は搭載していません。
スマホとQrio Lock間の通信は「Bluetooth」にて行われます。
従って、Qrio Lockを解施錠する場合は、Bluetoothを必ず「ON」にしなければなりません。
また、位置情報をONにする事で使える「ハンズフリー解錠」という機能がありますが、これも動作が安定しません。
その為、基本的にドアの解施錠をする場合は、Qrio Lockアプリをその都度開いて、画面をタップして行う必要があります。
Qrio Lock専用のリチウム電池が必要!予備電池も封入して欲しい
Qrio Lockは、やや特殊な電池「CR123A」を使用して駆動します。
メインの駆動電源となる「Side A」と予備用の「Side B」があり、それぞれ電池が2本必要です。
あまり馴染のない電池ですが、Amazonや楽天市場などのネット通販や一部コンビニでも入手可能です。
予備用のSide Bがあるにも関わらず、電池は2本しか封入されていません。
一般的に流通しているとはいえ、特殊な規格の電池である上に価格も比較的高めなので、予備用含めて4本封入して欲しいところですね。
鍵が二つタイプのドアは本機が二つ必要。同時に操作する事も出来ない。
Qurio Lock製品サポートページでは、以下の様に記載されています。
すなわち、1回にの操作で複数のQrio Lockを「同時」に操作する事には対応していません。
その為、Qrio Lockアプリ上で都度利用するQrio Lockを切り替える必要があります。
これは非常に手間です。自宅の鍵が二つ付いたタイプの扉の方は注意しましょう。
解約理由その2:室内コミュニケーションの必要性がなかった
室内コミュニケーションカメラを活かせる環境とは
筆者は現在、妻と二人暮らしです。
普通の住宅街にある、2LDKの賃貸アパートに住んでいます。
そういった環境のなかで室内コミュニケーションカメラを使用しましたが、我が家には全く必要のないものでした。
しかし、設置する環境によっては大いに役立つ商品です!
お試しスマートロックセットに含まれている室内コミュニケーションカメラは、こんな人にオススメの商品です。
- 子どもやペットの室内の様子を確認したい!
- 家族が帰宅した時に通知が欲しい!
- 防犯対策を施したい!不審者が侵入した際に、通知や警報音を鳴らしてほしい!
- 携帯電話・スマホを持っていない赤ちゃんや祖父、祖母と通話がしたい!
室内コミュニケーションカメラの使い勝手は、おおむね満足のいくものでした!
その為、子どもを見守りたい方や、防犯対策をしっかり施したい方などには非常におすすめの商品です!
しかし、一人暮らしまたは二人暮らしをしている小規模な家庭にとっては、特に必要ないでしょう。
2か月間使用した中で、このカメラを介して妻と会話することはなく、カメラの映像をチェックすることもありませんでした。
両面テープが付いていない。釘の打ち込みが前提
AIホームゲートウェイ及び室内コミュニケーションカメラは、壁面に取り付け可能です。
しかし、双方とも釘での打ち込みが必要であり、両面テープなどは付属していません。
その為、賃貸等で大きな穴を空けられない方は要注意です。
筆者は、Qrio Lockに付属していた粘着テープを利用する事で、室内コミュニケーションカメラを壁面に取り付け出来ました。
しかし、AIホームゲートウェイは重量がある為、平置き又は釘での打ち込みが必須でしょう。
MANOMAお試し体験セットの解約方法
それでは、MANOMAお試し体験セットの解約方法について解説します。
解約の流れはとてもシンプルです。
MANOMAお試し体験セットの解約は「電話対応のみ」となっています。
また、解約を申し込む際に「解約理由」と「レンタル機器の集荷の日時」を決定するので、あらかじめ確認しておきましょう!
- 電話番号:0120-183-019
- 対応時間:9:00~18:00 *1月1,2日及び弊社指定のメンテナンス日除く
解約時には自分で機器を梱包して、返送する必要があります。契約時に送られてきた箱などは捨てずに保管しておきましょう。
電話にて解約を申し込む際、集荷の日時を決定します。集荷の手続きはMANOMAサポートデスクが行ってくれるので、伝票の準備は必要ありません。
指定した日時までに、梱包作業を済ませておきましょう!
以上で解約手続きは完了です。
ちなみに筆者が電話した際に対応してくださった担当の方は、まさに神対応でした!
嫌がる雰囲気を全く感じさせず、他の商品をオススメしてくるなども一切ありません。
素晴らしいご対応をありがとうございました!
さて、解約手続きそのものはとても簡単です。しかし幾つか注意点がありますので具体的に解説します!
MANOMAお試しスマートロックセット解約時の注意点
お試し期間の「2か月」を要確認
お試しスマートロックセットの体験期間は2か月です。
そのまま契約を継続することも可能ですし、2か月1980円の支払いのみで解約する事も可能です。
但し、具体的なお試し期間と解約手続きの方法には注意が必要です。
まずはこの「2か月」とはどのように定義されているか確認しましょう。
MANOMAホームページには以下の様に記載されています。
これによると、ご利用開始月~翌月末まで1980円で体験できるということになります。
つまり、5月1日に利用開始した人も、5月30日に利用開始した人も、お試し期間終了は「6月30日」ということになります。
さらに、ご利用開始のタイミングが何をもって決められているのかも曖昧です。
「自宅に商品が届いた日」なのか「アプリをダウンロードして起動した日」なのか、具体的な日付が不明です。
『5月1日がご利用開始日だと思っていたら、実は4月30日だった!』といった場合も考えられます。
この場合、お試し期間終了日が1ヵ月異なるので非常に注意です!
このように、必要な料金が大幅に変わってしまいます!
そこで、直接ソニーに電話してご利用開始日がいつなのか確認しました。
はい!MANOMAサポートデスクです!
MANOMAのご利用開始日って、どのように決まりますか?
商品到着日ですか?アプリをダウンロードして使用開始した日ですか?
(なんだこいつうぜぇな・・・)
商品がお手元に到着した日を開始日と定めております。
お客様の場合は、〇月●日となります。
なるほど。またお試し期間終了日は、開始日の翌月末ということでお間違いないですか?
はい。例えば開始日が4月1日でも30日でも、お試し期間終了日は翌月末の5月31日となります。
わかりました!ありがとうございます!
結果、ご利用開始日は、商品が手元に到着した日とのことでした。
また、解約日は、電話にて解約を申し込んだ日となります。
ご丁寧な対応、ありがとうざいました。
お試しスマートロックセットを申し込む場合は、ご利用開始日と終了日を忘れない様に控えておきましょう。
MANOMAサポートデスクの電話がつながりにくい
お試し期間内で解約手続きを行う場合、解約方法は「電話のみ」となっています。
しかし、MANOMAサポートデスクの電話回線が非常に混み合っており、基本的に繋がりにくい状態です。
特に現在、新型コロナウィルスの影響による人員削減により、電話窓口の混雑が予想されます。
ネットやメールでの解約は行えません。
契約期間中の問い合わせを含めても土・日に数回電話をかけた際は全く繋がりませんでした。
平日の夕方頃(17:00~18:00)が比較的繋がりやすい時間かと思います。
また、解約を申し込む際に決定する集荷の日時に関して、確認のメールなどは送られてきません。
決定した集荷の日時は、必ずご自身で控えておきましょう!
その為、お試し体験期間の2か月以内で解約を検討している方は、なるべく余裕を持って電話するようにしましょう。
機器の取り外す際は、家財の破損に要注意!!
MANOMAお試しスマートロックセットでレンタル出来る機器は、粘着テープで固定または釘で固定して使用します。
筆者は粘着テープにて、ドアと部屋の壁に固定しました。
賃貸物件にお住まいの場合、釘で壁に穴を開けるのは困難なため粘着テープを使用する方は多いかと思います。
しかしこの粘着テープが非常に強力です!!
その結果、Qrio Lock取り外す際、ドアを傷つけてしまいました。
また、室内コミュニケーションカメラを取り外す際は、壁紙が破れてしまいました・・
勿論、機器がドアや壁から脱落しないようにしっかり固定しなければならないのは当然です。
ただし、取り外す際は十分注意が必要です。
MANOMAのスマートロックセットはユーザーを選ぶ!解約時には要注意!
最後に、『MANOMAお試しスマートロックセット』解約時の注意点を整理しましょう!
- お試し期間の「2か月」を要確認!
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お試し期間の2か月とは、利用を開始した月を「1か月目」として起算します。例えば、4月30日が利用開始日ならば、お試し期間の最終日は翌月の5月31日です。
- 解約方法は電話のみ!繋がりにくいので、余裕を持って手続きを行いましょう
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お試しスマートロックセットの解約方法は電話のみです。さらに現在、電話が大変繋がりにくい状況になっています。筆者が何度か電話をした際は、対応時間終了直前の18時前頃が最も繋がりやすかったです。
- 機器の設置に両面テープを使用する際は、剥がすときに要注意!
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機器の設置に付属の両面テープを使用する際は、剥がすときに注意しましょう!非常に強力な粘着テープなため、剥がす際にドアや壁を傷つけてしまう恐れがあります。
お試しスマートロックセットを解約する際には、上記の点に注意しましょう!
今回筆者は解約することになりましたが、使用する環境によっては非常に便利な商品です!
実際に、Qrio Lockを絶賛している著名人・クリエイターなども数多く見受けられます。
2か月たったの1980円でスマートホームを実際に自宅で利用できるので、気になる方は是非利用してみてください!
その上で、ご自身の環境にとって必要なものか判断する事をオススメします。